(1) 人類の先祖は、進化の劣等生であった
(1) 人類の先祖は、進化の劣等生であった
本文
[哺乳類の爆発的分科]
[スタートで遅れた食虫類]
[逃げ込み戦略]
[祖先崇拝の愚]
・生物の進化で、いわゆる爆発的分科ということが4回あった。
有性生殖が始まったときのカンブリア紀(約6億年前)の爆発的分科
オルドビス紀(約5億年前)の脊椎動物(魚類)の爆発的分科
生物の上陸の際(約4億年前)の爬虫類と昆虫類等の爆発的分科
恐竜絶滅後(約6,500万年前)に行なわれた哺乳類と鳥類の爆発的分科
・大流星の落下により、隆盛を極めていた爬虫類の殆どが絶滅し、生き残った哺乳類にとっては、大地は、正にフロンティアそのものだった。
・ある者は地中に潜(もぐ)った=モグラ。ある者は皮膚や体毛を甲羅や鱗(うろこ)様のものに変えた=センザンコウ,アルマジロ。ある者は背を針で覆った=ハリネズミ,ヤマアラシ。そして、我々の御先祖様は木の上に逃げ上がった=霊長類。中には、超音波の送受信装置を身に付けて、夜の空に退避した者もいた=コーモリ……鳥類が視覚だけで空を飛んでいた関系で、夜の空という時間的な生態的隙間が空いていた……。
・そのサルの更に背後にはモグラやコーモリが這(は)い蹲(つくば)っている分けで、祖先などを神様だと思ったりすると、自尊心が丸潰(まるつぶ)れになる。
太陽の寿命が50億年とするなら、宇宙創生100億年を経て、太陽系に誕生した生命は、そこから50億年後に滅んでしまう、ということになる。もし、進化というものに「生き残り」という目的があるなら、その50億年後、太陽の寿命が尽きる時点でも、生命が生き残ること、それが進化の最大の目的ではないか、というのが、僕の考えだ。
そこから、恐竜時代に終止符を打つ「大流星の落下」を考えると、可能性としては、それが神の仕業と考えることもできるだろう。ただ、仮に、神に、そうした意図的な現世関与を行う存在であるなら、もっともっと、神の現世関与の証拠が、この世界に現われていても、いいように思う。
地震にしろ、台風にしろ、今の自然災害が、神の現世関与とは考えにくい。その後も、それ以前も、神は意図的な現世関与など行っていない。仮に、進化の目的が、50億年後の生き残りにあるとしたら、恐竜が知的な進化を遂げても、それで十分だ。
やはり今の段階では、僕には、大流星の落下が、神が存在する証拠とは思えない。
第1章第3節のあらまし
本文
[哺乳類の爆発的分科]
[スタートで遅れた食虫類]
[逃げ込み戦略]
[祖先崇拝の愚]
・生物の進化で、いわゆる爆発的分科ということが4回あった。
有性生殖が始まったときのカンブリア紀(約6億年前)の爆発的分科
オルドビス紀(約5億年前)の脊椎動物(魚類)の爆発的分科
生物の上陸の際(約4億年前)の爬虫類と昆虫類等の爆発的分科
恐竜絶滅後(約6,500万年前)に行なわれた哺乳類と鳥類の爆発的分科
・大流星の落下により、隆盛を極めていた爬虫類の殆どが絶滅し、生き残った哺乳類にとっては、大地は、正にフロンティアそのものだった。
・ある者は地中に潜(もぐ)った=モグラ。ある者は皮膚や体毛を甲羅や鱗(うろこ)様のものに変えた=センザンコウ,アルマジロ。ある者は背を針で覆った=ハリネズミ,ヤマアラシ。そして、我々の御先祖様は木の上に逃げ上がった=霊長類。中には、超音波の送受信装置を身に付けて、夜の空に退避した者もいた=コーモリ……鳥類が視覚だけで空を飛んでいた関系で、夜の空という時間的な生態的隙間が空いていた……。
・そのサルの更に背後にはモグラやコーモリが這(は)い蹲(つくば)っている分けで、祖先などを神様だと思ったりすると、自尊心が丸潰(まるつぶ)れになる。
太陽の寿命が50億年とするなら、宇宙創生100億年を経て、太陽系に誕生した生命は、そこから50億年後に滅んでしまう、ということになる。もし、進化というものに「生き残り」という目的があるなら、その50億年後、太陽の寿命が尽きる時点でも、生命が生き残ること、それが進化の最大の目的ではないか、というのが、僕の考えだ。
そこから、恐竜時代に終止符を打つ「大流星の落下」を考えると、可能性としては、それが神の仕業と考えることもできるだろう。ただ、仮に、神に、そうした意図的な現世関与を行う存在であるなら、もっともっと、神の現世関与の証拠が、この世界に現われていても、いいように思う。
地震にしろ、台風にしろ、今の自然災害が、神の現世関与とは考えにくい。その後も、それ以前も、神は意図的な現世関与など行っていない。仮に、進化の目的が、50億年後の生き残りにあるとしたら、恐竜が知的な進化を遂げても、それで十分だ。
やはり今の段階では、僕には、大流星の落下が、神が存在する証拠とは思えない。
第1章第3節のあらまし
