アフィリエイト・SEO対策

「続スピリチュアリズム入門」への感想18

 「続スピリチュアリズム入門」の第十二章は、「再生について」である。この「再生」の問題は、僕には一番、私情が入る問題だろう。何故なら、僕は「再生」を信じたいからである。
 僕が、どうして、こんな考察をしているのかの第一の理由が、亡くなった女房のことが気になるからだ。僕が何らかの努力をして、女房に会えるのなら、僕は何だって、できるような気がする。加えて、僕は半分は死にたいと考えている。それも、死ねば女房に会えるのでは、と思うからだ。それに、死んだ女房が、今、どんな状態なのかも、僕には最大の関心事である。
 でも、ここで「再生はない」と判断を下したら、それで終わりである。死んでも、未来永劫、僕は女房には会えないことになる。まあ、「再生」はなくても、死んだ人間は、すべて霊の世界にいる、といった屁理屈もできるだろうが、それにしても「再生」は、僕にとって、とっても大事な問題なのである。
 だが、ここでは、「再生」について、分かったような、分からないようなことが書かれている。
「前もって言っておかねばならないが、再生について地上人に分かるように説明することは想像を絶する難しさが伴うということである」
 なんて、僕には信じられない。
「今、私と思っている自分は、前世時にも再生時にも存在しない。今、私と思っている私がそのまま再生することはないのである」
 としながら、
「地上に残したカルマがある時、霊界では、それが成長のための足枷となっていることがはっきりと分かるようになる。そして自己の償いのため、「地上人生を再び送りたい!」と思うようになる――一個の霊の希望によって再生が為されるのである。こうした償いという“因果律”に視点を合わせて再生を考えれば、『全部再生』ということになる」
 などと言っている意味も分からない。挙句の果てに、
「この本をお読みになっている方々の中には、もっと深いところを知りたいと思う人もいるかも知れない。たとえば霊界で再生を決意して後、地上に生まれてくるまでのことなど――しかしそうした問題は現時点では明らかにされていない」
 では、お話にならないではないか。僕は、はっきり言おう。最初に書いた、
「再生について地上人に分かるように説明することは想像を絶する難しさが伴う」
 と言うのは、おそらくウソだろう。仮に高級霊とスピリチュアリズムが認める存在が、そういった言葉を語っているとすれば、それは、説明が難しいのではなく、高級霊が事実を知らないから、と判断した方がいい。仮に、人間の再生が、シルバーバーチなどが語るような「部分再生」だとすれば、これまでスピリチュアリズムが説いてきた「カルマ」とか「霊的成長」、「因果律」など意味を失ってしまうのではないか。
 ここで大事なのは、シルバーバーチにしろ、誰にしろ、高級霊などという存在はなく、霊も人間も、同じ時間軸を共有していて、全知全能ではない、同じく成長を重ねている、という真理である。
 僕は、この連載の10で、スピリチュアリズムの、
「人間と違って動物には再生はない。一度きりの物質界への誕生があるのみである。その一度の体験を類魂に持ち帰ることで、類魂が全体として進化していく。それについて決定的な影響力を持つのが、人間の“動物への愛”であることはすでに述べたとおりである」
 というのを、明らかな間違いであると指摘した。それは、この思想そのものが、人間が動物から進化したという事実を無視しているからである。そして、よく見ると、この中の、
「人間と違って動物には再生はない。一度きりの物質界への誕生があるのみである。その一度の体験を類魂に持ち帰ることで、類魂が全体として進化していく」
 という部分は、ここで言っている「部分再生」と同じことではないのか。
 ならば、ここで1つの仮説が出てくるのではないか。つまり、「全体再生」とは、「部分再生」からの進化である、という仮説である。類魂による「部分再生」から、個の確立によって「全体再生」が生まれるとすれば、人間が「全体再生」を行うという理由も説明できる。さらに言うなら、この「部分再生」と「全体再生」との区別は一様ではない。動物の進化の過程が様々なように、この「部分再生」と「全体再生」のあり方も、その動物の進化の進度によって、いろいろな形があると考える方が自然である。そのことを高級霊と言われる存在が理解できなかったのでは、というのが僕の結論だ。
 となると、僕の女房という存在が、今も存在するか否かは、人間の進化がどれくらいなのか、という点に帰着するだろう。後は、いてほしいと願うだけである。まあ、それは最終的には、僕が死ねば分かることだ。それは、それで楽しみにしたいと思う。

comment

Secret

カテゴリー
FC2カウンター
最近の記事
プロフィール

Author:チュン
チュンです。よろしくお願いします。
プロフィール

最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
ブログ内検索
RSSフィード
Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ